食堂計画

2016/07/16

今回の弘前訪問は2年前の完全自然栽培の食材を使った夢のディナーでの木村秋則さんの一言がきっかけです。 無農薬野菜、オーガニックを謳っている販売業者さんは沢山いますが、子供たちの口に届けるまで至っていないものが殆どです。もちろん金銭面で折り合いがつかずお断りさせて頂いた業者さんも。しかし金儲けだけに躍起になったり、名声が欲しくて…というのもありました。ではこういう見極めをどうやってするのか?それは畑に行き、話をすれば分かります。自分が作った野菜を前にあからさまな金儲けの話をする人には、子供たちの口に届ける野菜の栽培は難しいと思います。飽くまで得手勝手な判断なんですが、しかし何かがそこにある気がしてなりません。
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今回の木村秋則さんの畑、そこにあったものは正しく木村秋則さんの夢そのものでした。林檎を思いやり、消費者の体のことまで考えて…何も足さず何も引かない。しっかり林檎達に愛情を持って臨まれていらっしゃいます。あの時の言葉通り。 『リンゴが主役なんです。褒められるのはリンゴなんです。リンゴには口がないから私が話すだけなんです。』 謙虚でいながら愛情たっぷりの、このストレートな言葉は激しく僕の胸を揺さぶりました。 『この人が作った食材こそ子供たちの口に届けたい』 この人の畑に行ってみたいと強く思いました。
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畑に立って話す木村さん。こんな小さな体なのに、あなたが叶えた夢は途方も無く大きい。 子供たちがあなたの夢を引き継ぎ、あなたの様な人格を目指すなら、日本はもっと素晴らしい国になるでしょう。 余談ですが、僕には変な癖?があるんです。カナダを訪れた時もそうでした。清風の神様がちょっとしたイタズラ?をされるのでしょうか。 1人の高校生に会いました。彼は本や映画で木村秋則さんに憧れ、今回の参加を決めたとか。大学では農学部に進み、生物学を勉強したいそうです。志高いこの少年は、そうです、ここ青森県弘前でもまたまた偶然、本校清風学園の生徒でした。青森ですよ、青森。そこで清風って…! 木村秋則さんに『頑張ってよ、頼むよ。』と言われて深く頷く若き清風魂。彼の目にも奇跡のリンゴは眩しく映ったことだと思います。
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清風学園 清風中学校・高等学校
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