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◇◆バイオサミットで受賞◇◆
8月24日~26日に行われた「第10回高校生バイオサミットin鶴岡(主催:慶應義塾大学先端生命科学研究所・山形県・鶴岡市)」において、生物部の生徒の研究が成果研究部門で「山形県知事賞」と「審査員特別賞2名」を受賞しました。
毎年、山形県鶴岡市にある慶應義塾大学先端生命科学研究所にて発表会を行っていましたが、今年は新型コロナウイルスの影響を考慮し、オンラインでの開催となりました。
研究テーマは「シマミミズEisenia fetidaを用いたヘドロ堆肥の開発」
講評は、微生物を利用した落ち葉堆肥に対して、ミミズを利用することで圧倒的に早く有機物を分解できることを示した研究です。堆肥化にかかる日数の大幅な削減に成功し、生成される化学成分などを含めしっかりと分析できていました。また、本研究は自由な発想と緻密な試行錯誤を通して実験が遂行されており、研究者としての将来が期待できます。この研究成果は地域の生態系の保全に大きく貢献することが期待され、山形県知事賞にふさわしい研究と判断されました。
研究内容は、清風高校生物部で過去に開発したヘドロ落葉堆肥では、土壌構造は堆肥化前後でほとんど改善されておらず課題が残存していた。そこで、本研究ではミミズが土壌改善に大きく寄与することに注目し、堆肥化の促進と土壌改良を含めたミミズを用いたヘドロ堆肥の新たな可能性を検討した。その結果、シマミミズが淡水のため池に堆積する底泥ヘドロを堆肥化できることを明らかにし、最も適切なヘドロとハクサイの配合割合(重量比)は4:1であることが分かった。さらに、ヘドロ堆肥は過去の方法と比べて、堆肥化に要する日数が短縮され、品質が改善されたことで植物の生長に効果のある堆肥となった。
YouTubeで、詳しく説明しています。
URL https://youtu.be/fqkPQM6ZMd0
審査員特別賞は、
研究テーマは「シマミミズEisenia fetidaを用いたヘドロ堆肥の開発」 野田 晃司
研究テーマは「シロアリが日本を救う!?」宮崎 稜也
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